口腔粘膜に見られる疾患 口腔粘膜に見られる疾患を、供覧します。正確には口腔粘膜疾患といわれないものがありますが、このページでは「口の中を覗いてみて何か異常を感じる」ものを紹介します。 口腔カンジダ症 常在菌であるカンジダが舌に菌塊形成したもの。 抗真菌薬の投与で消失します。 白板症 前がん病変として考えられている粘膜疾患。主に経過観察。あるいは、外科的切除。 唾石症 顎下腺管に発生した唾石と摘出したもの。 血管腫 血管が増生したもの。過誤腫です。(過誤腫:一般的には腫瘍と奇形(形態発生異常)の中間的な性格の病変。) 治療は何もしないこともありますし、外科的療法を採ることもあります。 血腫 粘膜下に一時的に出血が生じたもの。血豆。治療は経過観察のみ。血腫が破れて口内炎様の痛みがある場合は、軟膏塗布。 粘液嚢胞 下唇に発生した粘液嚢胞。小唾液腺の開口部が閉塞し唾液が貯留したものです。治療法は外科的に取り除きます。 単純疱疹 単純疱疹ウィルスによる疾患です。